農家さんからの介護の相談
自然栽培農家の島田さん。オーガニック人参づくりの名人です。ところがです。 高齢のお母様が股関節骨折されてしまったとのこと。無事、手術も成功して家に戻りたいのですが…長い間、ベッドに寝たきりだったこともあり…動けません。 島田さんはお母様の介護があり、春人参種まきができそうにない…とのことでした。5月からは島田さんの人参で野菜スープを作ろうとおもっていたので…当て外れで残念でした。島田さんも畑の作業ができないことで…焦っておられました。 少し気になり、島田さんの畑に伺いました。島田さんは挨拶もそこそこに 「新沼さん。お母様の介護されてますね!?」 と介護のことで質問を受けました。話の内容は省きますが…退院後、介護老人保健施設(ろうけん)という施設をお勧めしました。病院ではすんなりと教えてもらえない内容だったとのこと。それから、一週間後、無事にろうけん施設に入居してリハビリができるとのことでした。 「お蔭様で春人参の種まきができます。」とのメールが届きました。 島田さんは人参づくりができる。わたしはその人参でスープをつくれる。春人参で母にスープをつくれる。「介護と農業」はわたしたちにとっても身近な問題です。少しでも親の顔をみていたい、それも病やケガに苦しむのではなく元気でいてもらいたい。そんな願いを叶えるために、毎日、野菜スープをつくり続けます。